映画『ミンナのウタ』が怖い…だと?実際に観て確かめてみた

映画レビュー_ミンナのウタ_サムネイル

映画「ミンナのウタ」を視聴しました!

現在、続編である「あのコはだぁれ?」が劇場公開中です。

そっちは観に行くかわからんけども、とりあえず前作である「ミンナ」から観賞することにしました。

割とホラーガチ勢の人からも高評価を得ていたので気になっていたんですよねえ。

清水崇監督が帰ってきた!とか、怖くて声が出た!とか。

ホントすか〜?と疑念を抱いていた僕が、今回どっぷりと視聴して、本当に怖いのか確かめてみました。

いつも今更ですいません。ブームの流れに乗れなくて…

 

本ブログ記事は、映画素人である僕の独断と偏見に基づいた感想記事です。

できるだけ他人のレビューを読まずに、自分独自の純度100%な感想を述べたいと思っています!

ちなみに僕は事故物件に住んでいて、その生活を描いた漫画(絵日記)ブログも運営しています。

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事故物件で暮らす40代独身、低収入男の日常。第一話です。

 

●映画「ミンナのウタ」キャスト・あらすじ
●映画「ミンナのウタ」は本当に怖いのか?
●映画「ミンナのウタ」総合評価は?

映画「ミンナのウタ」キャスト・あらすじ

監督●清水崇
脚本●角田ルミ、清水崇
キャスト●白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友、早見あかり、穂紫朋子、天野はな、山川真里果、マキタスポーツ、他

 

あらすじ

GENERATIONSの小森隼がパーソナリティを務めるラジオ番組に、奇妙な視聴者から連絡が来る。そして局の倉庫で「ミンナのウタ」と書かれた古いカセットテープを発見。
それ以降、小森は姿を消し、失踪してしまう。
マネージャーの凛は元刑事の探偵・権田に捜索を依頼。
その間、メンバーの間にも不可解な出来事が起こり始める。
以下、ネタバレを含みますのでご注意を!

映画「ミンナのウタ」は本当に怖いのか?

映画ミンナのウタ_ビビリ顔の関口メンディー

ほぼ何の前情報もなく、一ホラーファンとしてフラットな状態で視聴しました。

再生して数分後…

「GENERATIONS…?
小森…関口メンディー……?
ああ…そうゆう……アレだったのね…」

実はここで停止ボタンを押そうと思ったのですが、さすがにそれは作品に対する冒涜だと思い直し、視聴を続けることにしました。

最近は男性アイドル?ダンスパフォーマー?さんがこうゆうプロモーションするようになったのね。

ファンにとっては最高かもしれませんが、僕のようなただのおっさんにとってはけっこうキッチーわ…とか思いつつ。

しかし蓋を開けてみれば…

演技もけっこう悪くなかったし(やや棒気味だったがそこはまあまあ)、演者がファンサービスで変にかっこつけたりもしないので安心して視聴することができました。

すいません。そしてありがとうジェネレーションズ

 

映画ミンナのウタ_俊雄くん

清水崇監督の原点回帰?

↑…とか何とか言われているようですが、良く言えば確かにその通りだと思いました。

が、悪く言えばですよ?

過去の作品(主に呪怨シリーズ)を一度噛み砕いて再構築しただけじゃね?みたいにも取れてしまいます。

例えば、普通の二階建ての家屋が恐怖の舞台になったり、布団の中から幽霊に襲われたり、既視感があって新鮮さは感じられなかったですね。

サナちゃんの自宅で母親が何度も同じことを言うホラー演出も、呪怨シリーズではおなじみですよね。

別にそれがダメとか言ってるわけでもなく、普通に不気味で怖いので別にいいんですけど。

実はこれ、漫画太郎の繰り返しのギャグをホラーにひっくり返しただけじゃないの?とか勝手に思っています。

繰り返しのギャグとは、マンガで同じコマをコピーして繰り返し使用し、ページ数を稼ぐという漫画太郎先生の高等テクニックなのである

話は完全に逸れてしまいましたが…

俊雄くんの登場とか、古参ファンへのサービスなのかなとか思ってみたり。

呪怨をあまり知らない若い世代の人たちへ向けた、新しい呪怨ってことで再構築したのかもしれませんね。

 

映画ミンナのウタ_スタジオのサナちゃん

怖いのか?怖くないのか?

長々とすいません。

で、怖いのか?怖くないのか?と言われたら…

 

 

 

ちょっと怖いです。

 

はい。

恐怖度でいうと100点満点中、68点くらいかな…と思います。

事故物件在住のホラーガチ勢の僕なりの評価です。

エンジョイ勢の人からしたら80点を超えたように感じる人も多いと思います。

ではどこが怖かったのかというと…

映画ミンナのウタ_サナの母親怖い顔

「私の赤ちゃんどこいったのよー」と小走りでこちらに向かってくる母親のシーンですね。

不気味な声を発しながら走ってこられたら、そりゃ誰でも怖いわ!

この人、無名の役者さんだと思うんですけど(たぶん)、普通っぽいどこにでもいそうな人だからこそ怖いってのもありますよね。

変に顔の整った人だったら、この怖さは演出できないのかもしれない。

映画「ミンナのウタ」総合評価は?

映画ミンナのウタ_カセットとサナ

先ほど「恐怖度」で68点をつけたのですが、総合評価点をつけるとしたら…

 

69点です。

傑作!と評する人もいるようですが、僕にとっては佳作といった印象です。

サナちゃんはいじめられていた可哀想な子…と思わせ、実はサナちゃんは頭のおかしい子だったとか、指トントン、自販機ゴソゴソなどは過去の回想で伏線が回収されていくところとか、見応えはあると思います。

マキタスポーツと早見あかりの演技も良かった。

ただ最初に書いたように、過去作品のセルフオマージュで斬新さは無かったし、サナちゃんも普通にかわいい女の子でいまいち不気味さが軽減していたし、ホラージャンキーとしては満足できませんでした。

あと、学校の校長先生がマキタスポーツの元担任という設定なのですが、どう考えてもマキタスポーツの方が年上のおっさんじゃねーか!というつっこみどころもありましたね。

これはギャグとしてやったのか、マジの人選ミスなのかわかりませんけど。

映画「ミンナのウタ」無料視聴はどこで?

残念ながら映画「ミンナのウタ」は無料で視聴することができません。

記事をアップした今現在ですが、Amazon Prime Videoで視聴可能です。

しかしこの作品もいつ公開廃止になるのか分かりません!

まだ観ていない、もう一度観たいという方はこちらからどうぞ↓


 

まとめ

さーて今回もネタ漫画はなし!です。すいません。

この映画、スポンサーさんなどに対する忖度というか、いろいろな事情があってプロモーションも兼ねての作品になっている部分は否めません。

本作はわかりませんけども、プロデューサーから「あまり怖くするな」と怖さを制限されているというのも、邦画界隈の話でよく聞きます。

あまり怖くしすぎると、ライト・エンジョイ勢の人たちからのウケが悪くなるとか、クレームが入ってくるとか、スポンサーがつきにくいとか、様々な事情があるそうです。

だからJホラーは衰退していった…とも言われています。

とはいえ本作はここ最近の清水監督の●●村シリーズよりかは、ぜんぜん良作だと思います。

偉そうだなお前

これを機に、満足度高めのホラー作品を量産してくれないかな…などと思う今日この頃なのでした。

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じゅうしょく

40代♂。事故物件在住。
当雑記ブログ「ネボー!!!」の他、絵日記ブログ「東京節約ものがたり」運営中。

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