映画「哭悲(こくひ)/THE SADNESS」(2021年/台湾)を視聴しました!
ほぼ前情報無しで視聴したのですが……
エグすぎ。
何この映画??
久々にここまではじけた映画観たわ。
僕は心霊ホラーとかオカルト系が好きなんですが、グロとかヒトコワ系はそんなに得意じゃないのです。
苦手ってわけでもないのですが…
まー観るのキツかったわ
本ブログ記事は、映画素人である僕の独断と偏見に基づいた感想記事です。
できるだけ他人のレビューを読まずに、自分独自の純度100%な感想を述べたいと思っています!
ちなみに僕は事故物件に住んでいて、その生活を描いた漫画(絵日記)ブログも運営しています。
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●映画「哭悲/THE SADNESS」考察&ネタバレ感想
●映画「哭悲/THE SADNESS」電車内のシーンが衝撃的
●映画「哭悲/THE SADNESS」渡辺直美が出演している?
●映画「哭悲/THE SADNESS」無料視聴はどこで?
映画「哭悲/THE SADNESS」キャスト・あらすじ
原作・脚本●ロブ・ジャバズ
キャスト●レジーナ・レイ、ベラント・チュウ、ジョニー・ワン、他
あらすじ
カイティンとジュンジョーはどこにでもいる若いカップルだったが、バイクでカイティンを駅へ送る途中、血なまぐさい事件を目撃する。
その帰り道、ジュンジョーは感染し凶暴化した暴徒に襲われる。
一方、電車に乗っていたカイティンは、感染者による凄惨な状況が待ち受けていた…
映画「哭悲/THE SADNESS」考察&ネタバレ感想
既存の感染/ゾンビ映画とは一線を画す設定
通常のゾンビ・感染ものというと、バイオハザードやウォーキング・デッドに出てくるような、見た目は人間の死体だけど本能だけで襲ってくる怪物、というのがデフォルトですよね。
しかし本作は、感染した人の「意思」が残っていて、その上で凶悪性と欲望が肥大化した「人間」が襲ってくるという設定ですね。
もうこれある意味ゾンビ系というか、ヒトコワ系じゃないの?
それはないっ。
いや、あるっ。
どっちなんだい!
彼岸島と似た設定
こんな設定、今までに見たことがない!…ってわけではありませんが、どこかで見たことがあるような…
そうです、この設定、日本の漫画界が誇るギャグ漫画『彼岸島』と似ているんですよね。
彼岸島は人間が吸血鬼になるという設定ですが、目が黒目がちになり、凶悪性が肥大化し、虐殺・◯イプを嬉々として楽しむ欲望まみれの怪物になってしまうという部分は、本作と似ていますよね。
彼岸島の吸血鬼の方が、どこか落ち着いていて人間っぽいかも…
吸血鬼といえば「血」ですけど、本作の血液噴出量も半端ないことになっています。
ちなみに、僕は自転車のペダルで大流血…というか、大打撲を負いました…
彼氏役のジュンジョーはいつ感染したのか?
まず、この彼氏役の人の名前(ジュンジョー)がほとんど出てこないので、最後の方で初めて知りましたよ。
お前そんな名前だったんかい!ってね。
で、このお兄ちゃんはいつ感染したのか?って話なんですが。
この映画、どうやら空気感染しているみたいなんですが、カイティンは自称医者みたいな男にウィルスを注射されているんですよね。
その辺の設定がハッキリしなくてモヤモヤしましたね。
ジュンジョーがマネキンの首を人間と見間違えるというシーンがあり、あの辺りから感染が始まったと見て間違いがないと思われます。
空気感染なのか血液感染なのか知らんけども
映画「哭悲/THE SADNESS」電車内のシーンが衝撃的
この映画で一番強烈なインパクトを残すのが、電車内での残虐なシーンではないでしょうか。
ある意味、名シーンといってイイような、よくないような…
電車内での無差別ナイフテロなんて、現実でもありえる凶悪な事件だし、まじで怖すぎ。
その描写もリアルで、このシーン見ているのはけっこうストレスだったわ〜
「俺は◯◯人こ◯した!新記録だ!」
みたいに吠える感染者の男も、現実にいる猟奇快楽殺人者と似ていますしね。
つまりこの映画、感染者も普通の人間も、みんな同じラインに立っているやべーヤツらなんだぜ。っていうお話なのかもしれません。
ただただ理性で抑えているだけで、その理性のタガが外れた瞬間、人は欲望にまみれた怪物になってしまうという。
その象徴が、電車でカイティンの隣に座っていたあのハゲ親父ですね。
感染してヤバいヤツになってしまったのか、もともとヤバい人間だったのか、どっちにしろヤバいヤツじゃねーか!ってね。
前回視聴した「女神の継承」も、アジアンホラー旋風の一旦として捉えられているようですが、今後もアジア発のホラー映画には要注目ですね。
▶映画「女神の継承」はつまらない!?【ネタバレ感想】
映画「哭悲/THE SADNESS」渡辺直美が出演している?
日本人の視聴者ならほとんどの人が思ったかもしれません。
シェン・リーシェン役の電車でハゲ親父に襲われる太っちょの女性、「これ渡辺直美じゃね?」って。
確かに渡辺直美は台湾人と日本人のハーフなので、出演していてもおかしくはないし…
とはいえ、渡辺直美の方がもう20~30kgくらい体重ありそうだし、もっと迫力があるしなあ…なんて考えながら観ていました。
で、実はこの女性、アップル・チェンという台湾の女優?さんらしいです。
ネットで調べてみたのですが、画像が見当たらなかったのでもしかしたら女優さんではなく、タレントさんか、ガチの素人の人なのかもしれません。
知らんけど…
傘で目潰しを食らっただけでも悲劇なのに、さらにそこへハゲ親父の凌辱プレイが待ち受けているなんて…本当に救いようのない作品でした…。
映画「哭悲/THE SADNESS」無料視聴はどこで?
残念ながら映画「哭悲/THE SADNESS」は無料で視聴することができません。
記事をアップした今現在ですが、Amazon Prime Videoで視聴可能です。
しかしこの作品もいつ公開廃止になるのか分かりません!
まだ観ていない、もう一度観たいという方はこちらからどうぞ↓
まとめ
この映画、はっきりいってオススメはしません!
でも強烈なインパクトのあるホラーを観たいという、変わった人がいるのであればオススメはします。
一般の人にこれオススメしたら、あんたヤバいんじゃない?って言われそうですね。
あ、点数を付けるのを忘れていました。
本作の総合点数は……
76点。です。
まーだ傑作には及ばないかなあと。
ラストに出てくる医者も取って付けたような存在だったし、カイティンとジュンジョーの愛というのもいまいち劇的に表現されていないし、作りが甘いかな?と思う部分がちらほら。
強烈な殺戮シーンに目がいってしまいがちですが、全体的にみると穴が多いよねって作品でした。
でもまあ普通に面白かった!
いや、
グロキモ面白かった!
なんスかそれ…
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