日本の街中でお馴染みのスズメには、くちばしや羽の模様など独自の特徴がありますが、彼らとよく似た小さな仲間たちも我々の身近に息づいています。
この記事ではスズメに似た鳥たちについて詳しく掘り下げ、鳥たちの生態や観察ポイントを紹介します。

街中の小さな自然に耳を傾け、目を凝らしてみませんか?
今回ご紹介するスズメに似た鳥は以下の通りです。
●ホオジロ (頬白)
●メジロ (目白)
●シジュウカラ (四十雀)
●ツバメ (燕)
●ハクセキレイ (白斑鶺鴒)
●ハシボソガラス (嘴細烏)
●ヤマガラ (山雀)
●コゲラ (木啄木)
●ノジコ (野鷦鷯)
●コムクドリ (子椋鳥)
●ウグイス (鶯)
●キビタキ (黄鶲)
●アオジ (青鵐)
1羽づつ詳しく解説していきます。
スズメに似た鳥1●ヒヨドリ (鵯)

ヒヨドリは僕たちの身近な自然の仲間で、季節ごとに姿を変えながら楽しませてくれる鳥です。
外見
ヒヨドリは中くらいのサイズで、全体が灰褐色の羽毛で覆われています。お腹の部分は明るい色で、オレンジ色や黄色が特徴的です。また、顔には黒い線模様があり、目の周りがくっきりとした白い模様になっています。
くちばし
ヒヨドリのくちばしは黒くて、太く、少し下がっています。
鳴き声
ヒヨドリはさえずりが美しく、さわやかなメロディのような鳴き声を持っています。春になると、特によく歌います。
生息地
ヒヨドリは日本中に広く分布しており、公園や庭先、さらには森や田んぼなど、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
ヒヨドリは果物や種子、昆虫などを好んで食べます。冬場になると、餌台にやってくることもあります。
巣と子どもたち
ヒヨドリは木の枝や葉で作った巣に、小さな卵を産みます。ヒナが生まれると、親鳥が丁寧に餌を運んで、元気に育てています。
スズメに似た鳥2●ホオジロ (頬白)

ホオジロはスズメにかなり似ていて、メッチャ可愛いですよね!
外見
ホオジロは小鳥で、体全体が灰色で白いお腹が特徴です。顔にはくっきりとした黒い線が入り、目の周りが白くなっています。尾の先っぽは白く、飛ぶときに目立ちます。
くちばし
くちばしは小さくて黒く、ちょっと下がっています。
鳴き声
ホオジロは明るくさえずり、まるで「ホー、ホー、ホォ」のような鳴き声が特徴的です。春になると、この元気な声が聞こえてきます。
生息地
ホオジロは日本中に広く分布しています。公園や庭、山や田んぼの周りなど、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
ホオジロは種子や果物、昆虫を食べます。くちばしで小さな種子や虫をつまんで食べることができるのです。
巣と子どもたち
春になると、ホオジロは小枝や草を使って巣を作ります。巣には小さな卵が入り、ヒナが生まれます。親鳥は一生懸命ヒナたちを育て、飛ぶ練習をさせたりします。
スズメに似た鳥3●メジロ (目白)

自然と調和した毛色がとても美しいです!
外見
メジロは小さな可愛らしい鳥で、全体が灰色でお腹が白いのが特徴です。顔には黒い線が入り、目の周りが白い斑点模様になっています。尾が短く、腹部に黄色い斑点があります。
くちばし
メジロのくちばしは小さくて黒い色をしています。
鳴き声
メジロはさえずりが美しく、キュートな「ピョコピョコ」という声が特徴的です。春先になると、その鳴き声がよく聞こえます。
生息地
メジロは日本中に広く分布しています。公園や庭先、山や田んぼの周りなど、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
メジロは主に果物や種子、昆虫を食べます。くちばしで小さな果物をつまんで食べることができるのです。
巣と子どもたち
春になると、メジロは小さな巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで元気に育てます。
スズメに似た鳥4●シジュウカラ (四十雀)

ほぼ色違いのスズメって感じでかわいいですね!
外見
シジュウカラは小さな鳥で、体全体が明るい緑色をしています。お腹は黄色で、頭には黒い模様があります。尾は長く、白くて外側に広がっています。
くちばし
シジュウカラのくちばしは小さくて、尖っています。
鳴き声
シジュウカラはキュートで明るい「チョン、チョン」という鳴き声が特徴的です。春になると、その元気な声がよく聞こえます。
生息地
シジュウカラは日本中に広く分布しています。公園や庭先、山や田んぼの周りなど、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
シジュウカラは主に昆虫や虫の幼虫、果物を食べます。くちばしで小さな虫をつまんで食べることができるのです。
巣と子どもたち
春になると、シジュウカラは小さな巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで元気に育てます。
スズメに似た鳥5●ツバメ (燕)

雨が降る前はつばめが低空飛行して……ってそんなん知ってるわ!
外見
ツバメは小さな鳥で、羽の色は青くて黒い斑点があります。胸部が赤褐色で、腹部は白いです。尾は長く、外側に広がっています。
くちばし
ツバメのくちばしはちょこんとして小さく、尖っています。
鳴き声
ツバメはさえずりが賑やかで、高いピーピーとした鳴き声が特徴的です。空を飛ぶときには、キュートな「チュンチュン」とも鳴きます。
生息地
ツバメは日本中に広く分布しています。主に田んぼや川の近く、住宅地など、飛びやすい場所で見かけることができます。
食べ物
ツバメは空中で飛ぶ昆虫を捕まえて食べるのが得意です。くちばしを使って器用に虫を捕まえます。
巣と子どもたち
ツバメは春になると、泥や草を使って巣を作ります。巣には小さな卵が入り、ヒナが生まれます。親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥6●ハクセキレイ (白斑鶺鴒)

ハクセキレイは飛んでるよりも、歩いているイメージが強い小鳥ですね
外見
ハクセキレイは小さな白い鳥で、羽の色が白く、頭や首の部分に黒い模様があります。尾は短く、くちばしは細長くて黒い色をしています。
くちばし
ハクセキレイのくちばしは細長くて尖っています。
鳴き声
ハクセキレイはさえずりが高くてキュートで、「ピュー、ピュー」という鳴き声が特徴的です。空を飛ぶときにも声を上げることがあります。
生息地
ハクセキレイは日本中に広く分布しています。主に公園や庭先、川岸や海岸、住宅地など、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
ハクセキレイは昆虫や小さな魚、貝類などを食べます。くちばしを使って巧みに獲物を捕まえます。
巣と子どもたち
春になると、ハクセキレイは枝や藁を使って巣を作ります。巣には小さな卵が入り、ヒナが生まれます。親鳥はヒナたちに食べ物を運んで元気に育てます。
スズメに似た鳥7●ハシボソガラス (嘴細烏)

え…ちょ待って、これカラスですやん
まあ別にいいけどさ…
スズメが黒く大きくなったと思えば…
外見
ハシボソガラスは中くらいの大きさの鳥で、全体が黒い羽毛で覆われています。くちばしは長くて、先端が少し曲がっているのが特徴です。尾はやや長いです。
くちばし
ハシボソガラスのくちばしは細長くて、先が曲がっています。くちばしの形状は、餌を取るのにとても適しています。
鳴き声
ハシボソガラスは「カーカー」と鳴くことがあります。…ってそんなに知っとるわ。
また、賢く模倣力があるため、他の鳥や動物の鳴き声までマネすることがあります。(!?)
生息地
ハシボソガラスは広い範囲に分布しており、都市部や田舎、森林、公園など、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
ハシボソガラスは非常に器用で、果物、種子、昆虫、小魚など、さまざまなものを食べます。くちばしを使って様々な餌を取ることができます。
巣と子どもたち
ハシボソガラスは高い木や電柱などに巣を作り、そこで卵を産みます。親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥8●ヤマガラ (山雀)

山雀と書いてヤマガラ。その名の通り、山に生息するスズメですね!
外見
ヤマガラは小さな鳥で、頭の上には赤い模様があり、背中は緑色、お腹は黄色い羽毛で覆われています。顔には黒い線が入っていて、とても可愛らしいです。
くちばし
ヤマガラのくちばしは小さくて、尖っています。
鳴き声
ヤマガラは「ピーピー」と高い声で鳴くことがあります。元気な鳴き声が山や庭先で聞こえることがあります。
生息地
ヤマガラは日本中に広く分布しています。主に山や森、庭先や公園など、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
ヤマガラは昆虫や虫の卵、果物や種子を食べます。くちばしを使って器用に餌を取ります。
巣と子どもたち
春になると、ヤマガラは小さな巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥9●コゲラ (木啄木)

この小さくつぶらな瞳がたまらんすね〜…
外見
コゲラは中くらいの大きさの鳥で、全体が灰褐色でお腹がオレンジ色がかっています。顔には黒い縞模様があり、くちばしは細長くて尖っています。とても可愛らしい外見です。
くちばし
コゲラのくちばしは小さくて、先が尖っています。くちばしの形状は、木の幹に穴を開けて中に住むのに適しています。
鳴き声
コゲラは「キュキュキュ」と高い声でさえずり、木々の中でその鳴き声がよく聞こえます。特に春先になると元気な鳴き声がします。
生息地
コゲラは日本中に広く分布しています。主に森林や庭先、公園、住宅地など、木々のある場所で見かけることができます。
食べ物
コゲラは昆虫や虫の卵、果物、種子などを食べます。くちばしを使って木の幹に穴を開け、中の昆虫を取ることができます。
巣と子どもたち
春になると、コゲラは木の幹に巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥10●ノジコ (野鷦鷯)

トコトコと歩く姿がとても可愛いです!
外見
ノジコは小さな鳥で、全体が茶色っぽい羽毛で覆われています。お腹の部分が白く、顔には目立つ白い縞模様があります。くちばしは小さく、足は細長いです。
くちばし
ノジコのくちばしは小さくて、やや細長い形状です。くちばしの形は、地上の餌を取りやすくなっています。
鳴き声
ノジコは「チュピチュピ」といった高い声で鳴き、特に春先になるとよく聞こえます。キュートで特徴的な鳴き声がします。
生息地
ノジコは日本中に広く分布しています。主に草地、畑、庭先、公園など、地上に開けた場所で見かけることができます。
食べ物
ノジコは昆虫や虫の卵、小さな種子や果実などを食べます。地上で歩きながら餌を見つけ、くちばしを使って取ります。
巣と子どもたち
ノジコは地上に巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥11●コムクドリ (子椋鳥)

とても特徴的な鳴き声をする鳥です!
外見
コムクドリは中くらいのサイズの鳥で、全体が灰色の羽毛で覆われています。顔には白い模様があり、特に頭の後ろには独特の冠状の飾りがあります。尾が長く、黒い線模様があります。
くちばし
コムクドリのくちばしは太くてやや短めです。くちばしの形状は、果物や種子、昆虫を食べやすくなっています。
鳴き声
コムクドリは特徴的な「コムコム」という鳴き声があります。一度聞いたら忘れられない、独自の鳴き声が魅力です。
生息地
コムクドリは日本中に広く分布しています。主に山地や林、公園など、標高の高い場所で見かけることができます。
食べ物
コムクドリは果物や種子、昆虫などを食べます。くちばしを使って果物を噛み砕いたり、地面から昆虫をつかんだりします。
巣と子どもたち
春になると、コムクドリは樹上に巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥12●ウグイス (鶯)

ほ〜ほけきょ!
あの鳴き声、すごい癒やされますよね〜
外見
ウグイスは小さな鳥で、全体が茶色い羽毛で覆われています。お腹の部分が明るく、目の周りにはくすんだ色の輪があります。頭の上には茶色いトサカがあり、とても愛らしい外見です。
くちばし
ウグイスのくちばしは小さくて尖っています。くちばしの形状は、虫や昆虫の卵を取りやすくなっています。
鳴き声
ウグイスは美しい歌声で知られています。春になると、特に朝や夕方になると高らかに「ホーホケキョ」と鳴きます。その鳴き声が春の訪れを感じさせてくれます。
生息地
ウグイスは日本中に広く分布しています。主に森林や庭先、公園など、木々のある場所で見かけることができます。
食べ物
ウグイスは昆虫や虫の卵、果物や種子などを食べます。くちばしを使って巧みに餌を取ります。
巣と子どもたち
春になると、ウグイスは低い位置に巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥13●キビタキ (黄鶲)

色鮮やかなスズメ!ってな感じですね。
外見
キビタキは小さな鳥で、オスとメスで羽の色が異なります。オスは鮮やかな青い羽毛で、頭部に黒い帽子のような模様があります。メスは灰褐色で、目立つ模様がないことが特徴です。
くちばし
キビタキのくちばしは小さくて、細長い形状です。くちばしの形は、昆虫や小さな果実を取りやすくなっています。
鳴き声
キビタキは独特な「チョキチョキ」というさえずりがあります。この鳴き声が山や森でよく聞かれます。
生息地
キビタキは日本中に広く分布しています。主に山地や森、草地、公園など、標高の高い場所で見かけることができます。
食べ物
キビタキは昆虫や小さな果実、種子を食べます。くちばしを使って器用に餌を取ります。
巣と子どもたち
春になると、キビタキは枝や草を使って巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥14●アオジ (青鵐)

とても小さくて見つけるのはなかなか難しいかもしれません!
外見
アオジは小さな鳥で、全体が淡い青緑色の羽毛で覆われています。特にオスは鮮やかな色合いが目を引きます。メスは地味な茶色の羽色が特徴です。
くちばし
アオジのくちばしは小さくて、やや尖っています。くちばしの形状は、果物や種子、昆虫を取りやすくなっています。
鳴き声
アオジは「ピョコ、ピョコ」と繰り返す鳴き声が特徴的です。この鳴き声が庭先や公園などでよく聞かれます。
生息地
アオジは日本中に広く分布しています。主に住宅地、公園、林、畑など、さまざまな場所で見かけることができます。
食べ物
アオジは果物や種子、昆虫を食べます。くちばしを使って果物をつまんだり、地面から昆虫を捕まえたりします。
巣と子どもたち
春になると、アオジは低い位置に巣を作り、そこに卵を産みます。卵が孵化すると、親鳥はヒナたちに食べ物を運んで大切に育てます。
スズメに似た鳥14選 まとめ
●ホオジロ (頬白)
●メジロ (目白)
●シジュウカラ (四十雀)
●ツバメ (燕)
●ハクセキレイ (白斑鶺鴒)
●ハシボソガラス (嘴細烏)
●ヤマガラ (山雀)
●コゲラ (木啄木)
●ノジコ (野鷦鷯)
●コムクドリ (子椋鳥)
●ウグイス (鶯)
●キビタキ (黄鶲)
●アオジ (青鵐)
以上がスズメに似た鳥14羽です!

あの…カラスが混ざってたんですけど…
ぜんぜんスズメに似てない…というか…
やかましっ。
ということで以上です!
都会だとなかなか観ることのできない鳥も、ちょっとした郊外に行けば見かけたりします。
趣味がないと悩んでいる人は、こういった野鳥探索を趣味にするのはいかがでしょう?
可愛くて癒やされますよ〜!
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