職場にいた変な人ランキングTOP5!【工場編】

職場にいた変な人_工場編_トップ

何年も前の話ですが、2カ月間ほど短期間契約で工場派遣バイトをしたことがあります。

 

いわゆる「ライン工」といわれる職種?で、作業内容は「パチスロ機の製造」でした。

 

経験ある人なら分かると思うけど、こうゆう仕事ってワケありの人とか、社会不適合社、奇人変人が本当に多いんだよね。

 

もちろん、ボクもそのウチの一人だったことは、言うまでもありませんが。

 

ライン作業というのは、一日中立ちっぱなしで足腰は痛くなるし、手作業で指のマメが潰れたり、おしっこに行けなかったり……地獄のような大変な仕事です。

 

一番苦しいのは肉体よりも精神。

 

薄暗い環境の中、一日中同じところに立って、同じ動きをして、同じことをひたすら繰り返す…。

 

慣れないうちはマジで気が狂いそうになります。

っていうか、本当に狂ってしまう人が出てきます。

 

自身の浅い経験なので、クレーム電話2万回入れてくる奴とか、UFOを呼ぼうと天を仰ぐ奴とか、そこまでブッ飛んだ人はでてこないので、その辺りはご容赦を。

 

ではスタート!

 

第5位 辞める時、お母さんに電話させるやつ

職場にいた変な人_工場編_お母さん

工場の現場というのは、大量の労働者が集まるところ。

 

年齢層は20〜50代までピンキリです。

 

キツイ仕事なので、勤務初日〜3日以内に、一定数の人間が音を上げて辞めていきます。

 

契約期間が終わる頃には、全体の3割くらいは辞めてしまっている感じ。体感的に。

 

40代くらいの男性だったと思うけど、勤務初日でさっそく消えてしまいました。

 

管理者の元に「辞めさせてほしい」という電話がかかってきたんだけど、電話に出たのが彼のお母さんだったらしいのです。

 

こんなことをしたら、現場の管理者の笑いのネタにされるだけ。

 

電話がしんどいから、お母さんに泣きついて連絡させたんだろうけど…

 

社員「アイツのお母さんから、辞めたいって電話あったんだけど!ギャアハッハッハ!!」

 

…辞めた職場とはいえ、裏でそんなこと言われて……逆にキツくないかそれ!?

 

何も言わずにバックれる人よりはマシだけど、辞める時は自分の口から言ったほうがいいよね…

 

でもこうゆう人がいるから、退職代行というビジネスが生まれたんだよなあ…

 

 

第4位 日給八千円なのに、交通費三千円以上かけて来るやつ

職場にいた変な人_工場編_電車賃

派遣というのは、基本的には交通費が出ません。(出る場合もある)

 

なので交通費は自腹。

 

職場で少し仲良くなった20歳前後の青年と話していたら、なんと電車で2時間近くかけて工場まで来ているらしいのです。

 

しかもなんと、交通費は片道1,500円以上。

 

この工場の給料は一日8,000円くらい。

 

交通費で3千円かかっていたら、約5,000円の給料しか貰えないのです。

 

地元で仕事探しなよ!って言ったら、

 

「う〜ん……探すの面倒くさいから」

 

 

こんなキツイ仕事を5,000円で引き受けるという、鬼メンタル。

 

アホを通り越して、もはや鬼神。

 

ある意味うらやましい。

 

 

ちなみにボクは、一時間ほどかけて自転車で通っていました。

 

職場の同僚に「セッコ〜!」と言われていましたが、別にセコくないし!!

 

 

第3位 繰り返し何回も同じ事(嫌味)を言うやつ

職場にいた変な人_工場編_話しかける

これは確か別の現場だったかも。(記憶があいまい)

 

この現場は、複数の派遣会社から派遣された労働者が入り交じっている職場だった。

 

同じ派遣会社所属の人間は、一つのチームみたいな感じ。

 

終業時刻になり、みんな現場から立ち去り始めたが、ボクは終業のチャイムに気付かず、黙々と作業に没頭していた。

 

そしてほんの5分ほどだけど、サービス残業をしてしまった。

 

「あ、やべ」と気付いて帰ろうとすると、ボクの他に残って作業している人がいて、その人と一緒に更衣室まで行った時のこと。

 

その人はボクと同じ派遣会社所属の人で、ボクが残業していたので、それに合わせて自分もサービス残業をしてしまった…というような事を言い始めた。

 

そんな事知ったこっちゃないけど、一応謝っておこうと、へらへらと笑いながら「ああそうなんですか〜すいませ〜ん」と、一旦ここで話は終わったのだが…。

 

 

それから数十秒後、また同じようなことを言ってきた。

 

 

男「同じ派遣会社だから、帰るに帰れなかったよ〜w」

 

ジ「あ、そっすかw (また? それさっき言ったじゃん…)」

 

男「他の派遣会社の人より先に帰るわけにいかないしさ〜w」

 

ジ「そんなこと気にしないでもいいっすよ」

 

男「同じ派遣会社だから、帰るに帰れな(以下略)」

 

ジ「………」

 

 

なんと更に、これをもう一往復、繰り返したのです。

 

 

ここでやっと、ボクは嫌味を言われていることに気付いた。(鈍ッ)

 

正直イラッとして、ガツンと言い返してやろうと思ったんだけど、やめておきました。

 

なぜならば、彼は天性の悪気のない、嫌味な人間なんだ…と察したから。

 

ボクみたいなクズ人間が、上から目線でモノ言うのも何だけど…

 

要するにこの人、アホなんだな。って。

 

たぶんこの人、違う現場ではトラブルを起こしている可能性が高い。

 

ってかたった5分のサビ残を他人にのせいにして、ゴチャゴチャ言うのも…ちょっとおかしいよね。

 

 

第2位 スロ機で作った給料をスロットに全額費やすやつ

職場にいた変な人_工場編_スロット

再びパチスロ製造工場の話に戻る。

 

工場には、借金を抱えていて、とにかくすぐにお金が必要な人も大勢いた。

 

Nさんもその中の一人だった。

 

Nさんは結婚して奥さんもいたんだけど、ギャンブル狂でパチスロを毎日打っているようなダメ人間。

 

しかしとても明るい人で、お笑い芸人なみのハイテンションだったので、職場のムードメーカー的存在だった。

 

Nさんは、工場でパチスロ機を造った帰りに、ほぼ毎日お店へパチスロを打ちに行き、負けてお店の養分になるという。

 

スロ機を造ったお金で、スロ屋に還元するという。

 

パチスロ業界からしたら、ありがたい仏のような存在だったのです。

 

即身仏もビックリの仏っぷり。

 

 

ある日、Nさんは、仕事の帰りに雀荘でマージャンをしよう!と、職場でメンバーを募っていた。

 

「今日マージャンで負けたら、明日から仕事に来ないわw」

と笑いながら語っていたNさん。

 

もちろん次の日、職場には現れなかった。

 

 

しかも無言でバックれ退職。

借金はどうやって返済するのか…。

 

こんな甲斐性無し男と結婚した奥さんって、一体どんな人なんだろう…。

 

 

第1位 ライン作業中にとつぜん叫び出して発狂したやつ

職場にいた変な人_工場編_怒り

さて、いよいよ第1位の登場です。

 

確かA君は25歳くらいの若者だった。

 

同じ派遣会社所属の男の子で、割と早い段階で話をする仲になっていた。

 

ライン作業の現場は、持ち場によって「楽ちん・難しい」「重要・重要じゃない」と差が出てしまうもの。

 

管理者の人は「こいつは仕事ができるな、適性がある」と判断したら、その人間を「難しい・重要」な持ち場にポジションチェンジして、作業効率化を進めるのです。

 

A君は「楽ちん・重要じゃない」という、誰でもできるようなポジションにいた。

 

そこで休憩時間になると、A君は「あいつら分かってないな〜! オレが仕事できるってことを… へっへっへw」と笑いながら冗談を飛ばしていた。

 

自分は有能です!イケメンです!みたいな、いわゆるナルシスト的なギャグなのだと思っていたのだが、

これがギャグではなかったことに後々気付くことになる。

 

 

ある日食堂で昼飯を食っていると、「オレもっと仕事できるんですよ〜w」と、A君は同じ話をしてきた。

 

その時、A君が何気なく服をヒラリと巻き上げて、お腹の部分がチラッと見えた。

 

すると、お腹が何かで叩かれたように真っ赤に腫れ上がっていた。

 

もしかしたら皮膚病か何かかな?と思い、尋ねるのはやめておいた。

 

その後、事件が起こった。

 

 

昼食後、いつものライン作業を始めてしばらく経ったころ。

 

後ろの方でざわめき声が聞こえてきた。

 

「daipきふぉぱaodjamじああdfjaiadj!!!!!!」

 

みんな作業を止めたので、何事だ?とよく見たら、A君が社員2人に羽交い締めにされ、何かを叫んでいた。

 

 

「オレは仕事できるっつってんだろがぁぁぁ!!!
なんでココなんだよぉぉぉ!!!」

 

 

メガネの社員さんに「落ち着いて…落ち着いてください…」となだめられていたが、A君の怒りはおさまらず、作業を放棄してウロウロと歩きはじめた。

 

社員に対して「お前ら土下座しろぉぉ!!!」と叫んだり、何かゴニャゴニャとわめいていた。

 

凶器を持って暴れ出したらどうしよう…とドキドキしたが、わめきながら徘徊し、そのままどこかへ消えていってしまった。

 

 

要するにA君は、自分は有能(自称)なのに、生ぬるいポジションに居座されているのが不満だったのだ。

自分が低評価されていることに対し、プライドが傷ついていたのでしょう。

 

それを見て「ギャグだったんじゃねーのかよ…」と唖然としてしまった。

 

っていうか、ポジション変えてくださいって、社員に一言いえばいいじゃん。

 

…と、普通のまともな人ならそう考えるでしょう。

この職場は、まともな人の集まりではないので、常識とか普通思考というのは通用しないのです。

 

 

今思うと、あの真っ赤に腫れたお腹は、プライベートで誰かにやられて、人間関係で悩みを抱えていたのか?

 

それとも、ライン作業でメンタル崩壊して、とうとう本当に狂ってしまったのだろうか…?

 

当然、A君は翌日から職場に来なくなったので、本当の答えは知る由もない…。

 

 

その後、管理者の一人が「あいつ明日来たらブン殴ってやる!」と鼻息荒くしていたが、

 

「来るわけねーだろ(シーン)

 

と、その場にいた誰もが心の中でつっこんでいたことでしょう。

 

まあ、こうゆうのは崩壊学級とかで起こるような出来事で。

 

中学校の時はこうゆう事がよくあったけど、まさか社会人になってからも似たような事が起こるなんてね…。

 

 

総括

こうやって改めて客観的に書いてみると、工場には「幼稚な人」「精神的に未熟な人」が集まっていたんだな…と。

誰にでもそうゆう要素はあるんだろうけど、悪い部分が突出している要注意人物が多いんだよね。

 

特定の人にだけキレる人とか、前歯が無くて何言ってるのかわからない人とか、2カ月間誰とも一言も喋らない人とか、謎の中国人とか、自分勝手に休みまくる人とか…

 

思い出すと色々と変な…ヤバイ人たちがいた。

 

ボクも自覚がないだけで、他の同僚に、その中の一人と思われていたかもしれない…。

 

 

という怪談話でした。

 

 

え?怪談だったのこれ……

 

 

コンビニに来る変な客!も書いたので、是非こちらも合わせてお読み下さい。

参考▶コンビニに来るうざい客ランキングTOP5&変な客の実話体験談

 

ジューショク

40代♂。事故物件在住。
雑記ブログ「ネボー!!!」(ダイエットや禁酒記事多め)運営中。
イラストや漫画も描いてます。

●NTT docomo 提供サイト「ダダダダイエット」に記事掲載
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