お酒をやめられない…。
禁酒がしばらく続いていたのにまた毎日飲む生活に戻ってしまった…。
そんな人は多いと思います。
僕も「お酒やめられない症候群」にかかった一人でした。
ほぼ毎日、帰宅後にプシッと缶ビールの蓋を開ける音を聞き、グビグビと惰性で飲む毎日。
そんな自分も、現在は断酒に成功して毎日しらふで健康的に過ごしています。
飲みたいという欲求は一切ありません。
もちろん、いきなり禁酒を実行して一発でやめられたワケではありません。
1日で失敗してしまった時もあれば、40日以上続いていたのに飲んでしまった時もあります。
今回完全にやめることができたのは、あるコツを駆使してそれを守ってきたからです。
今回はそんな僕がお酒をやめるコツを解説してみたいと思います。

何か少しでも参考になればいいなと思います。
禁酒・断酒をするのではなく、お酒を飲まない自分になる
「禁酒するんじゃなくて、お酒を飲まない自分になりましょう」

は?
一休さんのとんちみたいな話ですが、マジでこれが一番重要なことです。
最重要項目なので、むしろここだけ読めばOKかもしれません。
まずお酒をやめるには、お酒を飲まない習慣を作ることです。
逆にいえば毎日お酒を飲む人は、毎日お酒を飲む習慣がついてしまっているのです。
たまに飲む人は、たまに飲む習慣がついているのです。
「飲まない習慣」をつけるためのコツとして、「セルフイメージを変える」というものがあります。
これは人間のもつ潜在意識を変えるということです。
怪しげな話ですが、れっきとした脳科学の話です。
「もうお酒をやめる!断酒する!」と頭の中で考えても、脳は「禁酒」というものが何なのか理解できず、認識・イメージしてくれません。
一方、「自分は飲酒生活を卒業して健康的な人間として生きる!」と、ヘルシーで光り輝く自分をイメージしてみましょう。
脳はそれをしっかりとイメージしてくれて、潜在意識に命令を下してくれます。
「了解しました。それでは今後お酒を飲むのをストップいたします」
みたいに。

んなアホな…
もちろんイメージしたからといって、一発で全てが解決するワケではありません。
飲まない生活を送り始めると、脳は変化を恐れてあなたを元に戻そうとしてきます。
こんな風に…

とはいえ、ムシャクシャするから今日一日だけ飲むとしよう…

3日間飲んでいないから体の調子がいいな!
今日は仕事が早く終わったし、ヒマだし…飲み行くか!

2週間以上飲んでいないけど、今日は特別な日…こうゆう日だけは飲んでいいことにしよう…!
飲みたいという欲求や禁断症状が現れるのは、酒飲み人間だった現状を維持しようとする力が働くからです。
こんな状態に陥った時は、飲まない自分を思い出しましょう!
肯定的なイメージの力って本当にすごいんですよ。
飲まない生活を習慣化させましょう。
習慣化させるための具体的な方法
習慣化の具体的な方法はこちらの本に全て書かれています。
知っている人は多いと思いますが、有名なベストセラー書籍ですね。
習慣化は禁酒だけでなくダイエットとか勉強とか、何にでも応用できます。
クソみたいな生活から抜け出して人生を変えたい!という人に超絶おすすめの一冊です。
特別な時だけ飲む。というのはやめる
「特別な日や、誰かと飯を食う時だけは飲もう」
これは僕もハマった罠です。
一度飲み始めたらとことん飲んで、ベロンベロンになるまで飲んでしまう人はこの方法は諦めましょう。

なっ…!
特別な日や誰かと会った時だけ飲むというのは、「機会飲酒」と呼ばれています。
僕も自宅呑みをやめて機会飲酒はOKというルールで、たまに飲むスタイルを理想としていましたが、結果的にそのやり方では酒地獄から抜け出せませんでした。
自制心のある人間なんてそうそういません。
「たまに飲む」が「ほぼ毎日飲む」に変わるのは時間の問題です。
ごちゃごちゃと考えず、きっぱりと飲酒している自分から卒業するべきなのです。

本当にやめたかったら、機会飲酒はやめましょう!
ノンアルコールビールではなく炭酸水を飲む
「お酒はやめたからノンアルコールビールで代替しよう」
これも罠の一つです。
ノンアルコールビールはもちろんアルコールは入っていませんが、ビールを飲んでいる感覚を呼び起こしてしまいます。
これはよく言われていますが、ノンアルではなく炭酸水を飲みましょう。
コンビニで売っているウィルキンソンとか強炭酸水などですね。
僕は健康マニアなので、ミネラルを摂取するために海外の炭酸水を飲んでいます。
ドイツのゲロルシュタイナーか、イタリアのサンペレグリノがおすすめです。
マグネシウムやカルシウムが豊富で健康的です。
筋トレやダイエットをしている人に必須のミネラル成分ですね。
お酒を飲めば不健康になるのに、ミネラル炭酸水を飲めば健康になるんです。

今となっては炭酸水を飲むたびに「お酒やめてよかった〜!!炭酸水で健康になれる〜!!」と喜びを噛みしめています。
炭酸水はネット注文で買うようにしましょう。
ネットで買った方が安いし、持ち運びの手間が省けて一石二鳥なのです。
自分を客観視する
精神論的な話になりますが、これも重要な項目の一つです。
お酒をやめた初期の頃は、あるタイミングで「飲みたい」という衝動に駆られます。
僕も最初の1ヵ月くらいは、そういった衝動が頻繁に起きました。
そうゆう時の対処法として、「自分を客観視する」というものがあります。
まず、飲酒生活を送っていた時、あなたはどんなタイミングでお酒を飲んでいましたか?
●開放的な気分になった時?
●退屈でやることがない時?
●リラックスしたいと思っている時?
●美味しい料理を食べる時?
…などなど
過去の自分のパターンを思い出してください。
こうして自分を知ることが大事です。
案外、自分って自分のことを分かっていないものです。
そして、

飲みたい…
…という衝動に駆られた時、5回くらい深呼吸してください。
そして先ほど考えたパターンを思い出してください。
自分は今、どのパターンに当てはまっているのだろう?と、自分自身を分析してください。

ああそうか…いつも自分はこのパターンで飲んでいたんだな
と冷静に今の状況を把握しましょう。
落ち着いて炭酸水を飲んだり、深呼吸をしたりして自分を客観視すると、理性的な正しい行動をとることができるはずです。

ちなみに、瞑想を習慣化することで自分を客観視する能力が向上しますよ!
見ない・考えない・近寄らない
極論になりますが、この世にお酒がなければお酒を飲むことはないのです。
現実的に考えたらお酒が無くなることはありませんけども。
しかし、自分のアタマの中からお酒を無くすことは可能です。
アタマの中からお酒を無くす方法は、
●考えない
●近寄らない
です。
スーパーやコンビニの酒類のコーナーに近寄るのはやめましょう。
どうしても前を通る場合は、視線を違うところに向けましょう。
テレビのCMやYouTubeで誰かが飲んでいるシーンが映ったとしても、すぐにチャンネルを変えたり、違う事を考えましょう。
美味しそうにお酒を飲んでいる人を見ると、アタマの中で脳汁(ドーパミンなど)が放出され、

あの人も飲んでるし…お酒を飲んだ方が人生楽しいって言ってるし…たまには飲もうかな?
という考えに至ってしまいます。
他人に流されないよう、すぐに意識を切り替える必要があります。
関係の薄いどうでもいい人間にお酒に誘われたら、秒で断りましょう。
大事な人との付き合いで一緒に飯を食べたりすることもあると思いますが、そうゆう時はイメトレを活用して対応してください。(次の項目で説明します)

可能な範囲でお酒の場に近寄らないようにしましょう!
イメトレをして覚悟を決める
またイメージの話になります。
これは最悪のケースを想像して、前もって対処するメンタルを作っておくという方法です。
簡単にいうと、
ということです。
周りの空気を読んだり、勢いやノリで飲んでしまわないように、前もって「飲まない自分像」を想像してイメトレしておくのです。
それだけで対応力というのは全然違ってきます。
完全に飲まない自分になるためには、「覚悟」が必要です。
この覚悟がブレていると、いざというときに魔が差して飲んでしまうでしょう。
もう飲まないという覚悟を決めて、イメトレをすれば対策完了です。

思い出したときにイメトレをするようにしましょう!
まとめ
- 禁酒・断酒をするのではなく、お酒を飲まない自分になる
- 特別な時だけ飲む。というのはやめる
- ノンアルコールビールではなく炭酸水を飲む
- 自分を客観視する
- 見ない・考えない・近寄らない
- イメトレをして覚悟をきめる
朝、目が覚めた時に

昨日酒飲んでいないよな? やったあ!!
と、喜びを感じることがよくあります。
ノドがカラカラになったり、内臓がダルく感じたり、眠気がとれていなかったり、頭痛や吐き気を感じて地獄をみたり…。
午前中は何もできねえや!
…みたいな後悔と自己嫌悪に満ちた生活から解放されて、今は本当に毎日が元気で潤っています。
今回、禁酒のコツをご紹介しましたが、あくまでもこれは僕が経験して感じたことを述べただけです。
間違えたことは書いていないつもりなので、参考にして実際に試してみてください!

お酒をやめるのに年齢は関係ありません。
これを読んだら今すぐにお酒を飲む自分から卒業しましょう!
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